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剛 しいら / 榎本
フロンティアワークス
ダリア文庫2008-03-13

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大手出版社の新人編集・高橋晶人は、未だヒット作がなく、自分も好きな人気ミステリー作家・津積黄道への依頼を決心する。
だが、津積は実弟が社長の出版社からしか本を出さないため、晶人は二週間かけて社長の志垣広道に頼み込み紹介してもらう。
しかしおっとりした広道と違い、津積は世慣れた雰囲気で、晶人に小説のために住み込みで世話をしろと命じ、更に肉体関係まで要求してきて――。
津積黄道(つづみおうどう・30前後)×高橋晶人(たかはしあきと・23歳)
人気ミステリー作家×新人編集

希望の大手出版社に入社したものの、手がけた企画はことごとく失敗し、何となく“崖っぷち”に立たされた感のある晶人(受)。
そんな時、人気ミステリー作家で、実弟の出版社からしか本を発行しないという覆面作家・津積黄道に原稿を依頼することを思いつき、弟・広道の経営する出版社に乗り込みます。
現われた広道はもっさりとダサいスーツ姿の冴えない姿ながら、おっとりと穏やかで親しみやすい人物。晶人は、社長と事務員二人しかいないというその出版社に通い詰め、雑用を手伝いながら、黄道へのとっかかりを掴もうとします。

誠意が実ってか、広道から黄道に会うためにきっかけを貰いますが、現われた黄道は、広道とは正反対の危険な香りのする人物。
しかし、気に入られたのか、住み込みで家事を頼まれ、晶人は原稿のため、黄道の面倒を見ることにします。
そして身体まで要求されてしまうわけですが、やがて、黄道が周囲から言われるほど変人ではないことや、妙に甘えん坊な可愛らしいところがあるなど、その素顔を知り、惹かれていきます。
ところが、ある日、奇妙な違和感を感じ、黄道と広道に隠されたある秘密に晶人は気づくことになり・・・・。


タイトルだけを見たとき「人狼モノか?」とちょっと思いました(笑)。
同じレーベルで「吸血鬼シリーズ」があって、なんとなくそっちを思い浮かべてしまったせいなんですが、全然違います。
ミステリー作家が主人公なせいか、攻に謎があるお話です。
ただ、広道が出たとき、真相は漠然とわかってしまいました。
だって、ダサさが不自然すぎるもの(笑)
でも、それがわかったからといって、種明かしが楽しみなのは変わらないので、大きな問題はないと思いますが。

謎を中心に添えて引っ張っていく展開は面白いものだと思いますが、どうもそればかりが気になるので、恋愛面に関しては二の次というかちょっと横に置かれているような感じを受けました。
晶人の気持ちはわかりやすいけど、黄道の晶人への気持ちは自然には入ってこなかった。
なんでそんなに依存状態になってるのかな~と思ってしまったのですが、ラスト近くでその心理を説明されれば理解できないことはないんですけど。

受けが、前向きで真面目で一生懸命で、それでいて感情的ではない冷静な部分も持っているのが好感持てました。
攻めの方は謎めいており、彼の全体像が見えるのは後半からですが、晶人に甘えたり、晶人を引き止めようというのか衣類を買い込んできたりするところは、可愛らしい人だなと思いました。

どちらかと言うと受けより攻めの方が迷いが多いカップルでしたね。
晶人がそばにいることで、今後変化していくのは攻の方・・・という感じですね。
これから黄道はどうなっていくのかな~と、今後が気になるラストでした。
コメント
この記事へのコメント
こんばんは~みむさん!

これ、手元にあります。「人狼モノ」ではないのですね?良かった(笑)それなら読める(笑)
先日、予約した本が「人外」だって知ってショックを受けているのですけどね~。とにかく内容を知る前に予約してしまうので(汗)うかつにリアル本屋で本が買えない状態なので・・・(泣)でも、タイトルって大切ですよね?どうも作家とタイトルに惹かれてしまいます(笑)
2008/04/25(金) 03:09 | URL | 水月 #/fVvPWuA[ 編集]
こんにちは、mimuさん。

広道と津積の謎は割りと分かりやすいですね。その謎で最後まで引っ張られると、ちょっと辛いものがありますが、中盤で分かったので中だるみしないで済みました。

津積が出だしのときはカッコよかったのに、意外と甘えん坊さんでそのギャップに笑ってしまいました。
母性本能満載の受け君とは、いいカップルなのではないでしょうか。

TB、よろしくお願いしますvv
2008/04/25(金) 09:52 | URL | 桃 #-[ 編集]
>水月さん
こんにちは、水月さん。

「人狼」じゃないです(笑)
「月→狼」なんて、私も単純すぎますけども(^^ゞ
お買いになった本に人外があったんですか?
なんだろう。
私は読んだかしらん?

最近はネットではほとんど買ってなくて、出版社であらすじを見て、できれば本屋で中身を吟味してから買うので「これは読めない」というほどの大失敗はないんですけれど・・・期待ハズレはありますが(笑)。
その代わり、極端に購入が減ってしまって、読む本がないですわ(笑)
ネット購入が主だったときは、イラスト買いタイトル買い作家買いでしたからね~。
多少のあらすじはチェックしても、やはり失敗も多かったです。
2008/04/25(金) 13:29 | URL | mimu #-[ 編集]
>桃さん
こんにちは、桃さん。

わかりきった謎で引っ張られると確かに疲れますね。
私はよく火○さんでそういうことがあるんですけども・・・(^^ゞ

態度がデカいのに「甘えん坊さん」の顔が覗くというのは可愛いです。
個人的にもツボです(笑)
受けの方が前向きのしっかりさんなので、尻を叩いてくれるんじゃないでしょうか。

TBありがとうございます~v

2008/04/25(金) 13:32 | URL | mimu #-[ 編集]
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