
鳩村衣杏 / タカツキノボル
幻冬舎
リンクスロマンス2008.4-30
王子様のような美貌を持ちながら、中身は自他ともに認めるオタクの恩田真庭。そんな真庭の住むマンションに、人気俳優の島広矢が引っ越してくる。
何を考えているのかわからない広矢を苦手に思っていた真庭だったが、なぜか懐かれてしまう。誘われるまま互いの部屋を行き来するうち、広矢の子供のように素直で不器用な一面を知る。
淋しがりな広矢にウサギのような可愛さを感じ、胸をときめかせる真庭だが、恋心を自覚したとたん、喧嘩してしまい・・・。
何を考えているのかわからない広矢を苦手に思っていた真庭だったが、なぜか懐かれてしまう。誘われるまま互いの部屋を行き来するうち、広矢の子供のように素直で不器用な一面を知る。
淋しがりな広矢にウサギのような可愛さを感じ、胸をときめかせる真庭だが、恋心を自覚したとたん、喧嘩してしまい・・・。
島広矢(しまひろや・24歳)×恩田真庭(おんだまにわ・28歳)
世界的人気俳優×映画配給会社社員
『ラブ、エトセトラ。』『映画館で逢いましょう』『美しき厄災―ビューティフル・ディザスター』以上三作品にリンクしています。
攻めの島広矢は、『ラブ、エトセトラ』で受にフラれた人らしい。『映画館で逢いましょう』の島さんの弟でもある。
『ラブ、エトセトラ』は読みましたが面目ないことにもう内容をほとんど覚えていない。これを読んだのは私にとってはあまりに昔(笑)、ブログを始める前なので、記録もない。しかし問題ないようです。
受の恩田真庭は『映画館で逢いましょう』のエルノシア・フィルムズの社員で、この人のことは覚えてる。周囲に比べると幼く「可愛い人」という印象。社長や社員たちも出てます。こっちは読んどいた方が楽しいかも。
『美しき厄災―ビューティフル・ディザスター』の采女とエリーはさすがに覚えてますが、名前だけの出演でした。読んでなくてもいいでしょう(笑)
恩田真庭は「王子様」というニックネームを戴くほどのキラキラ美貌の男。誰にでも愛想よく親切で笑顔を振りまく、やや八方美人的、お調子者の位はあるが、根っから能天気なわけではなく、幼少のころハーフの帰国子女ということでイジメられ辛酸を舐めた故の処世術。努力の賜物です。
どんな時でも前向きで笑顔でいたい、そうすれば前向きになれるという考え方は好感持てるし、時にカラ元気のような軽さを見せても、応援したくなるようなタイプですね。
そんな真庭の住むマンションの同階に、有名スターの島広矢が引っ越してきます。なりゆきで引越しを手伝わされることになりますが、広矢は無愛想でブラコンで、真庭が持ち前の明るさ人懐こさで話しかけても鈍い反応しか返ってこない。
そんな広矢を「苦手タイプ」と感じる真庭ですが、接触が増えていくうちに、素顔の広矢の子供っぽさや純粋さに惹かれていくことになります。
しかし、叶うはずのない恋に、真庭は広矢の友人として、彼を応援、支えていこうとするのですが、真庭にも、ナイスミドル(死語?)からの求愛が・・・。
真庭は特撮、アニメオタクという設定でもあるんですが、広矢が島龍之介を「兄ちゃん」と呼んだことに激しく萌える姿に、その視線はもう“腐女子”だと思いました。
広矢を「ウサギ」と比喩するところも、作者の個人的な萌え視点を感じるので、共感できればものすごく「萌え」ると思う(笑)。
いや、そこが話のポイントではないんですけども。
「ラブリー」とあるだけあって、とても可愛いお話でした。
攻も受も可愛い。
190cmほどもある身長で、「黒真珠」と称される瞳を持ち、世界からも注目されるほどの色気のある俳優である広矢の子供っぽさや可愛らしさは私も好きですね。ギャップ好きだから。
広矢はこれから仕事も内面ももっと成長していくだろうし、真庭も働く男として、笑顔や愛想だけでなく、強く、芯のある男になっていくでしょう。
そういう前向きさを感じさせるお話で、読後感がいいですね。
楽しく読める作品ではありましたが、ただ全体的な印象は薄いような気がします。
『映画館で逢いましょう』の“番外”的なイメージで見てしまうからかしら・・・。
読んでる最中、モンブランが食べたくなって困りました。
世界的人気俳優×映画配給会社社員
『ラブ、エトセトラ。』『映画館で逢いましょう』『美しき厄災―ビューティフル・ディザスター』以上三作品にリンクしています。
攻めの島広矢は、『ラブ、エトセトラ』で受にフラれた人らしい。『映画館で逢いましょう』の島さんの弟でもある。
『ラブ、エトセトラ』は読みましたが面目ないことにもう内容をほとんど覚えていない。これを読んだのは私にとってはあまりに昔(笑)、ブログを始める前なので、記録もない。しかし問題ないようです。
受の恩田真庭は『映画館で逢いましょう』のエルノシア・フィルムズの社員で、この人のことは覚えてる。周囲に比べると幼く「可愛い人」という印象。社長や社員たちも出てます。こっちは読んどいた方が楽しいかも。
『美しき厄災―ビューティフル・ディザスター』の采女とエリーはさすがに覚えてますが、名前だけの出演でした。読んでなくてもいいでしょう(笑)
恩田真庭は「王子様」というニックネームを戴くほどのキラキラ美貌の男。誰にでも愛想よく親切で笑顔を振りまく、やや八方美人的、お調子者の位はあるが、根っから能天気なわけではなく、幼少のころハーフの帰国子女ということでイジメられ辛酸を舐めた故の処世術。努力の賜物です。
どんな時でも前向きで笑顔でいたい、そうすれば前向きになれるという考え方は好感持てるし、時にカラ元気のような軽さを見せても、応援したくなるようなタイプですね。
そんな真庭の住むマンションの同階に、有名スターの島広矢が引っ越してきます。なりゆきで引越しを手伝わされることになりますが、広矢は無愛想でブラコンで、真庭が持ち前の明るさ人懐こさで話しかけても鈍い反応しか返ってこない。
そんな広矢を「苦手タイプ」と感じる真庭ですが、接触が増えていくうちに、素顔の広矢の子供っぽさや純粋さに惹かれていくことになります。
しかし、叶うはずのない恋に、真庭は広矢の友人として、彼を応援、支えていこうとするのですが、真庭にも、ナイスミドル(死語?)からの求愛が・・・。
真庭は特撮、アニメオタクという設定でもあるんですが、広矢が島龍之介を「兄ちゃん」と呼んだことに激しく萌える姿に、その視線はもう“腐女子”だと思いました。
広矢を「ウサギ」と比喩するところも、作者の個人的な萌え視点を感じるので、共感できればものすごく「萌え」ると思う(笑)。
いや、そこが話のポイントではないんですけども。
「ラブリー」とあるだけあって、とても可愛いお話でした。
攻も受も可愛い。
190cmほどもある身長で、「黒真珠」と称される瞳を持ち、世界からも注目されるほどの色気のある俳優である広矢の子供っぽさや可愛らしさは私も好きですね。ギャップ好きだから。
広矢はこれから仕事も内面ももっと成長していくだろうし、真庭も働く男として、笑顔や愛想だけでなく、強く、芯のある男になっていくでしょう。
そういう前向きさを感じさせるお話で、読後感がいいですね。
楽しく読める作品ではありましたが、ただ全体的な印象は薄いような気がします。
『映画館で逢いましょう』の“番外”的なイメージで見てしまうからかしら・・・。
読んでる最中、モンブランが食べたくなって困りました。
この記事へのコメント
mimuさん、こんばんは!
これ、私は逆に恩田の印象が薄くて、島兄弟メインで読んでしまいました。
結構島兄と橘内の場面があったので、もう1冊この2人で出てくれると嬉しいんですけど、どうでしょう?
これ、私は逆に恩田の印象が薄くて、島兄弟メインで読んでしまいました。
結構島兄と橘内の場面があったので、もう1冊この2人で出てくれると嬉しいんですけど、どうでしょう?
こんにちは、かりんこさん。
島弟のことは全然覚えてなくて、やはり「映画館」寄りに読んでしまいました。
恩田のことは別に好きなタイプのキャラというわけではなかったんだけど(笑)、なんとなく覚えてましたね。
島とか橘内とか、周囲に気になるキャラが多くて、メインの二人は霞んじゃったかも?
私もまた乱暴な島兄さんの話が読みたいですねぇ(笑)
島弟のことは全然覚えてなくて、やはり「映画館」寄りに読んでしまいました。
恩田のことは別に好きなタイプのキャラというわけではなかったんだけど(笑)、なんとなく覚えてましたね。
島とか橘内とか、周囲に気になるキャラが多くて、メインの二人は霞んじゃったかも?
私もまた乱暴な島兄さんの話が読みたいですねぇ(笑)
2008/05/03(土) 07:37 | URL | mimu #-[ 編集]
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