fc2ブログ
BL読書感想日記※※※ 詳しくはカテゴリーの「このブログについて」をご覧下さい。

2023/11123456789101112131415161718192021222324252627282930312024/01

4199004777シンプリー・レッド
水壬楓子 / 汞りょう
徳間書店
キャラ文庫2008-04-24

by G-Tools

死を司る死神と、永遠の生を生む吸血鬼とは天敵同士。ところが、怜悧な美貌の死神・碧は、気まぐれに吸血鬼の子供を拾って育てることに。
やがて、身長も体重も遙かに碧を追い越した真冬は、満月の夜、血を求めて甘えるように唇を寄せてくる。碧は血を吸われるたび、首筋に真冬の抑えきれない欲情を感じて!?
人間界に密やかに棲まう闇の眷属たちのラブ・ファンタジー。

日向真冬(ひなたまふゆ・19歳)×日向碧(ひなたあおい)
吸血鬼×死神
碧の年齢はよくわかりません。死神なので(笑)。
真冬を拾ったとき大学生で、それから15年経っているので30代半ばくらい(人間年齢で)にはなってるはずですが、本文の記述と計算が合いません。
年下攻めなのは間違いない。

「シンプリー・レッド」
「スイートリィ・ブルー」の二編。

キャラの水壬さんは人外担当?
宇宙人の次は吸血鬼と死神でした。

死神の碧は、大学生として暮らしていた15年前、吸血鬼の血が混じった(純粋吸血鬼ではない)子供・真冬を拾ってしまい、彼を育てることになります。
それから15年、19歳となった真冬は成長するにつれ碧に恋慕の情を抱くように。
碧もそれに気づいていますが、死を司る死神である自分と、永遠の生を持つ吸血鬼である真冬とは本来相容れない存在同士。そしていずれ人間界を去らねばならない存在である自分と、魔物とは言えあくまで人間界の存在である吸血鬼の真冬とでは、事はそう簡単ではありません。
そんなある日、碧の担当と隣接する地区の担当である、碧を良く思わない死神・赤羽(あかば)が、吸血鬼である真冬の存在を利用して、碧を陥れようとする事件が起こります。

赤羽によって事故で死ぬ運命となってしまった真冬の友人を助けるため、碧はその運命に手出しをして命を助けてしまいます。
それにより懲罰委員会にかかることになった碧は、真冬の想いを受け入れたあと、真冬には黙って、一人裁きの場所へ向かうのですが・・・。


もともとファンタジーは好きですし、「桜姫」のシリーズも面白かったんですが、今回は個人的にはちょっと微妙でした。
なにが・・・と言うことはないんだけれど・・・。
ファンタジーは、作者の創造する世界観を共有できるかどうかが重要です。今回も、水壬さんは、天界、人間界、浄界、地界(だっけ?)に住まう天使や悪魔、死神、地上の魔物である吸血鬼など、それぞれの関係性を独自に構築して、面白い世界を創り出しています。
それぞれの敵対関係や、友人関係など、横の繋がりも結構面白い。
なのに、なぜか、この世界観が私は今回はすんなりと馴染めなかったのですよねー。どうしてなんでしょう。

そうは言っても、メインのキャラの他に気になるキャラがいっぱいだし、今回悲恋と終わってる真冬の友人と死神監査委員の浅葱(あさぎ)との仲も、いくらなんでもこのままはないだろう(笑)と思うし、死神と人間のハーフのアーロン・ウォン、碧の親友の悪魔・橘佐卿(たちばなさきょう)とかも、それぞれ気になりますよね。
水壬さんは「次の本ではようやく人間同士に?」なんて仰ってるけど、こっちの続きがあるんじゃないの?(笑)
で、なんだかんだ言っても続きも読んでしまうような気がします。
今回萌えだったのは、子供の真冬が碧の首筋に吸い付くイラストですね(笑)。か、可愛い。
コメント
この記事へのコメント
こんばんは~みむさん!

これ、確か手元にあるはずなんですが・・・『人外』なんですか~!
ショック☆<( ̄□ ̄;)>☆ショック
うわ・・・読めるかな?ダメかもしれない。そのまま、ブック○○行きの袋の中に入り込んでしまいそうか気がします・・・(汗)
2008/05/07(水) 03:49 | URL | 水月 #/fVvPWuA[ 編集]
>水月さん
こんにちは、水月さん~。

タイトルだけじゃ何だかわからないですもんね。
水月さんのような早期まとめ予約だと、チェックも難しいし。

一応彼らの生活圏は現実の世界で、大学講師(受)、大学生モデル(攻)と“人間”として暮らしていて、死神と言っても人を殺す役目ではないし、ハンパな吸血鬼なので血もあんまり吸わないんですけどね(受から時々もらうだけ)

そのまま袋行きじゃもったいないので(お金が。笑)さわりだけでも読んでみてやっぱりダメだったら・・・やむを得ないかもしれないですね(>_<)
2008/05/07(水) 06:30 | URL | mimu #-[ 編集]
こんにちは、mimuさん。

私も気になって本屋さんで手にとってはみたんですが・・・。吸血鬼と死神って人外もここまで来たかと思いました。ある意味、ロミジュリでしょうか?

ファンタジーは嫌いではないんですが、あまりにも現実離れしているとちょっと辛いかな・・・。

結局、取り落としてきました(笑)
2008/05/07(水) 12:38 | URL | 桃 #-[ 編集]
>桃さん
こんにちは、桃さん。

確かに相容れない種族ということにはなってますが、内容はロミジュリほど切羽詰ってないんですよ(笑)
年下攻め風味が強いかな~。

それよりも水壬さんがご自分の創造した世界の中で、好き勝手に駒を動かして遊んでいるという感じがするだけなのが気になりました。
ファンタジーってそういうものだけど・・・入り込めないと難しいですね~。
2008/05/07(水) 15:48 | URL | mimu #-[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://0hz.blog112.fc2.com/tb.php/906-d55e7e12
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック