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481301173X菫の騎士
榎田尤利 / ライトグラフII
大洋図書
SHY文庫 2008-05-09

by G-Tools

お伽の地と呼ばれる緑豊なベネボレントの領主・アルヴィンは、ある昼下がり、菫の褥で眠る男と出会う。
それは幼い頃を一緒に過ごした大好きな従兄弟・ダンテの成長した姿だった。
優しく可愛らしかったダンテは、いまでは逞しく立派な、けれど何を考えているのかわからない青年へと様変わりしていた……。
ダンテ・ヴァンダイク(22歳)×アルヴィン・オキーフ(24歳)
幼馴染の従兄弟同士。再会もの

中世風ファンタジーでした。
普通~に面白かったです。
全体的に可愛らしい仕上がりでディズニーアニメ的な画像が似合いそう。
精霊はティンカーベル、ウサギはミス・バニーとか思い浮かんじゃう。

精霊に守られたベネボレントの領主で、精霊を見ることのできるアルヴィンは、ある昼下がり森の菫の上で眠る男に出会います。
それは幼い頃一緒に過ごした年下の従弟・ダンテでしたが、いつも自分の後を追いかけてきた可愛らしいダンテは、すっかり様変わりしてしまっていました。

母の墓参りにきたというダンテと、彼の兵士たちを館に滞在させることになりますが、懐かしんで喜ぶアルヴィンに対して、ダンテはとても冷たい。
けれどアルヴィンの中には幼い頃の可愛らしいダンテのイメージしかないので、冷たくひねくれたダンテの態度にアルヴィンは戸惑います。
戸惑うけれど、昔のイメージがこびりついているので、大人になった青年には恥辱の、泣いた話とかおねしょの話とかをしてしまって、ますます怒らせている。
私はこういう、攻めが辱めを受けるのは結構好きなタチです(笑)

ダンテはなんでこんなにひねくれてるのかな~と思いつつ読んでいましたが、もちろんそれは理由がありました。
わかってみると随分根深い誤解でしたが、誤解が解けるきっかけはすごくアッサリしてたと感じました。
誤解する過程もですけど、わりに単細胞な男のようです。
媚薬を使ってアルヴィンを好きにしておきながら、後に後悔の寝不足で決闘に負けるなど、ヘタレさんです。
非常に年下攻めらしい、駄目加減が出ておりました。
そもそもダンテは騎士ですけど「菫」ですからね。可愛いよね。

アルヴィンは、清く真っ直ぐな心根の青年で、貧乏侯爵とちょっとタイプがダブりました。
彼は彼なりにいろいろあったのですが、最終的には「信じる」という強さを身につけたのですね。
心根捻じ曲がったダンテも、最後にはこの真っ直ぐさの前にひれ伏す・・・とわかりやすいお話。

最初にも書いたけれど、ホントに可愛らしいおとぎ話と言う感じです。
ストーリーが・・・というよりも、ポイントポイントで楽しみながら読んでました。
壮大過ぎず、サクサク読みやすいんじゃないでしょうか。精霊が要所で活躍して、夢みたいだし。
見せ場のダンテの「精霊よ」はあんまりカッコよくない・・・というか、ちょっと恥ずかしかったです。
ライトノベルズもお得意の榎田さんだから、“ハズレ”ってことはないです。
コメント
この記事へのコメント
こんにちは、mimuさん。

非常に可愛らしいファンタジックなお話でしたね。
なんかHシーンが妙に浮いてしまうくらい可愛かったです。

ダンテは屈折しているようで、割とあっさり誤解を解いたりして、ホント、単細胞君でしたね(笑)
ちょっと騙されやすいその性格が心配です。

榎田尤利さんのお話は、温かみに溢れているので、その点も安心して読めました。

TB、よろしくお願いしますVV
2008/06/11(水) 10:38 | URL | 桃 #-[ 編集]
>桃さん
こんにちは、桃さん。

菫とか精霊とか、アイテムが可愛かったせいか、おとぎの国のお話のようでした。
ダンテは、倣岸不遜というには幼さが見えてたんで、困ったひねくれ年下君だな~と思いながら読んでました(笑)

幼少時、誤解したのも思い込みや人の言うことを真に受けたせいだし、誤解が解けるのも、話を聞いただけでアッサリ解いてしまったので、口先で操りやすい男のように思えて心配です。
単細胞…よく言えば素直。
彼は年上の受にリードしてもらった方がいいですよね(笑)

TBありがとうございます~vv
2008/06/11(水) 14:46 | URL | mimu #-[ 編集]
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