
榊花月 / 朝南かつみ
新書館
ディアプラス文庫 2008-6-25
未来はチズミブライダル社長・千住の秘書。若くてヤリ手の「日本一カッコイイ社長」に惹かれている。
千住は、未来をかわいいと言ってみたり、逃走した花嫁の代役に仕立てたりもする。だが、千住は男女問わずにモテるのだ。まじめで堅物な未来の恋が成就するはずがない。
そんなある日、チズミブライダルに会社乗っ取りの危機が訪れる。
千住のために、未来が決意したこととは……?
千住は、未来をかわいいと言ってみたり、逃走した花嫁の代役に仕立てたりもする。だが、千住は男女問わずにモテるのだ。まじめで堅物な未来の恋が成就するはずがない。
そんなある日、チズミブライダルに会社乗っ取りの危機が訪れる。
千住のために、未来が決意したこととは……?
千住一彬(ちずみかずあき・32歳)×悠木未来(ゆうきみらい・26~7?歳)
ブライダル企画会社社長×秘書
学生時代、株で儲けた金を元手に卒業後興したブライダル会社「チズミ・ブライダル・プランニング」の大成功と、俳優顔負けの容姿から『日本一カッコイイ社長』として経済誌だけでなく女性誌にも取り上げられる千住。
秘書である未来は、寝起きの悪い千住を毎朝マンションに訪ね、起こして会社に送り届けているのだが、しばしばベッドに女性をお持ち帰りしている場面に出くわしている。
普段の態度は飄々と軽薄で、ふざけた男だけれど、その手腕から想像できるように、千住は内面までもが軽佻浮薄というわけではない。
だらしがなかったり子供のようにワガママだったりする千住ですが、一代で会社を成功させた千住に、未来は憧れていました。
しかしある朝、千住をいつものように迎えに行った未来は、千住がベッドに男を連れ込んでいたのを目撃して激しく嫉妬心をおぼえ、憧れは恋心であったことに気づきます。
そんなある日、一流大企業の次男でホテル部門を統括する高杉克史(たかすぎかつし)が、チズミブライダルに提携を申し込んできます。
千住が断ると、高杉はチズミの株を買占め、チズミを乗っ取る手段に。
この危機に、未来は自分に興味を示している高杉と取引し、自分と引き換えにチズミから手を引かせようとしますが・・・・・。
朝南さんのイラストに惹かれて買ってしまいました…。
表紙に3人いますが3Pではないです(笑)
こっちから見て右側の人が「社長」で、真ん中が「受」で、左の人は受にちょっかいを出す・・・若く見えるので、たとえば「社長の弟」とか、そんなんかな~と想像していましたが、実際は右と左が逆でした。
左が社長で本作の攻、右が大企業グループ御曹司の男です(笑)
よく見たら受は左の人の方にひっついてたね(笑)
ストーリーは普通の社長×秘書ものです。
設定がお好きな方は楽しめると思います。
イラストも綺麗だしね。
でも私は数日前に読んだ榊さんの時と同じ感想を抱きました。
“キャラの魅力が伝わってこない”というのがそれなんですが・・・。
前に読んだ「つばめ~」と似たタイプの攻めで、「普段は飄々としていて軽薄そうだけど、芯は真面目でキチンとしていて・・・」と、そういうギャップのある人なんですね。
で、前回も今回も、では「内面のデキる部分」が見えているかというと、前回も今回もそう説明はされているけれど、言動や行動からは伝わってこなかったんですね。
受もちょっと似ていて、一人グルグルタイプですが、今回はツンデレ暴走タイプでもあります。
一応ツンデレに分類されると思いますが、気概のあるツンデレではなく、千住や高杉に「かわいい」と言われると過剰に反応して反発してるかと思えば実はグラグラ揺れてしまう甚だ歯がゆいタイプで頼りなく思える。
そういう人が身に余ることをしようとするのはあんまり褒められたことではない。
結果的に乗っ取り話は高杉の気持ちひとつでいい方へたまたま転がるのでいいけれど、千住の隠された有能さが発揮される・・・んでは全然ないんですもんね。いいところ見せることもできなかったよね、千住。
高杉はまだ諦めてはいないようで、この先もいろいろ悶着ありそうなラストなんですが、もし高杉が本気の本気で戦闘に出たら、千住と未来は太刀打ちできないんじゃ?
またこの高杉がイヤな男なのに「欲しいものは結局手に入らない」なんてラストにつぶやいちゃって。
「心底悪い人じゃないんだよ」みたいなこういうのって、今回はちょっとシラけました。
あら、今日はちょっと辛口過ぎてしまいましたね・・・・。
ごめんなさい。
未来の代理花嫁姿のイラストが可愛くて良かったです!(声を大にして。内容じゃないけど。笑)
榊さんは、また読みますよ~。
ブライダル企画会社社長×秘書
学生時代、株で儲けた金を元手に卒業後興したブライダル会社「チズミ・ブライダル・プランニング」の大成功と、俳優顔負けの容姿から『日本一カッコイイ社長』として経済誌だけでなく女性誌にも取り上げられる千住。
秘書である未来は、寝起きの悪い千住を毎朝マンションに訪ね、起こして会社に送り届けているのだが、しばしばベッドに女性をお持ち帰りしている場面に出くわしている。
普段の態度は飄々と軽薄で、ふざけた男だけれど、その手腕から想像できるように、千住は内面までもが軽佻浮薄というわけではない。
だらしがなかったり子供のようにワガママだったりする千住ですが、一代で会社を成功させた千住に、未来は憧れていました。
しかしある朝、千住をいつものように迎えに行った未来は、千住がベッドに男を連れ込んでいたのを目撃して激しく嫉妬心をおぼえ、憧れは恋心であったことに気づきます。
そんなある日、一流大企業の次男でホテル部門を統括する高杉克史(たかすぎかつし)が、チズミブライダルに提携を申し込んできます。
千住が断ると、高杉はチズミの株を買占め、チズミを乗っ取る手段に。
この危機に、未来は自分に興味を示している高杉と取引し、自分と引き換えにチズミから手を引かせようとしますが・・・・・。
朝南さんのイラストに惹かれて買ってしまいました…。
表紙に3人いますが3Pではないです(笑)
こっちから見て右側の人が「社長」で、真ん中が「受」で、左の人は受にちょっかいを出す・・・若く見えるので、たとえば「社長の弟」とか、そんなんかな~と想像していましたが、実際は右と左が逆でした。
左が社長で本作の攻、右が大企業グループ御曹司の男です(笑)
よく見たら受は左の人の方にひっついてたね(笑)
ストーリーは普通の社長×秘書ものです。
設定がお好きな方は楽しめると思います。
イラストも綺麗だしね。
でも私は数日前に読んだ榊さんの時と同じ感想を抱きました。
“キャラの魅力が伝わってこない”というのがそれなんですが・・・。
前に読んだ「つばめ~」と似たタイプの攻めで、「普段は飄々としていて軽薄そうだけど、芯は真面目でキチンとしていて・・・」と、そういうギャップのある人なんですね。
で、前回も今回も、では「内面のデキる部分」が見えているかというと、前回も今回もそう説明はされているけれど、言動や行動からは伝わってこなかったんですね。
受もちょっと似ていて、一人グルグルタイプですが、今回はツンデレ暴走タイプでもあります。
一応ツンデレに分類されると思いますが、気概のあるツンデレではなく、千住や高杉に「かわいい」と言われると過剰に反応して反発してるかと思えば実はグラグラ揺れてしまう甚だ歯がゆいタイプで頼りなく思える。
そういう人が身に余ることをしようとするのはあんまり褒められたことではない。
結果的に乗っ取り話は高杉の気持ちひとつでいい方へたまたま転がるのでいいけれど、千住の隠された有能さが発揮される・・・んでは全然ないんですもんね。いいところ見せることもできなかったよね、千住。
高杉はまだ諦めてはいないようで、この先もいろいろ悶着ありそうなラストなんですが、もし高杉が本気の本気で戦闘に出たら、千住と未来は太刀打ちできないんじゃ?
またこの高杉がイヤな男なのに「欲しいものは結局手に入らない」なんてラストにつぶやいちゃって。
「心底悪い人じゃないんだよ」みたいなこういうのって、今回はちょっとシラけました。
あら、今日はちょっと辛口過ぎてしまいましたね・・・・。
ごめんなさい。
未来の代理花嫁姿のイラストが可愛くて良かったです!(声を大にして。内容じゃないけど。笑)
榊さんは、また読みますよ~。
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