![]() | フードの情熱 剛 しいら / 緋色れーいち フロンティアワークス ダリア文庫 2008-06-13 by G-Tools |
東京・八重洲にあるデパート『五井』。そのフード部門部長で34歳の宇野沢旭は、ある日丸の内に建設されるフードビルの話を知る。そのコンサルタントとして呼ばれたのは、若干28歳の美貌の青年・野田秀理だった。
旭は計画を聞きだそうと、正体を隠して秀理に近づくが、どこか寂しげな横顔や抱えている秘密に、次第に仕事とは関係なく秀理を知りたいと思うようになり――。
旭は計画を聞きだそうと、正体を隠して秀理に近づくが、どこか寂しげな横顔や抱えている秘密に、次第に仕事とは関係なく秀理を知りたいと思うようになり――。
宇野沢旭(うのさわあさひ・34歳)×野田秀理(のだしゅうり・28歳)
デパート食品部門部長×店舗開業のプランナー
ダリア文庫で剛さんは『カフェシリーズ』をお書きになっていますが、そこから広がって(?)こちらは『フード』です。カフェシリーズ『茉莉花茶の魔法』の二人も登場。
八重洲に昨年開店したデパート『五井』で、フード部門部長として「デパ地下」の統括をしている旭。仕事第一で有能だけど、そのせいで娘をもうけながらバツイチとなっている。
駅周辺には老舗デパートの立ち並ぶ激戦区だが、そこへ、丸の内側に新しくフードばかりを集めたビルが建設されることになる。
五井にはもちろん大きなライバルとなるわけで、旭は情報を集めるが、そんな時、偶然フードビルのプランナーとして来日した野田秀理と出会う。
情報を聞き出そうと秀理に近づく旭。
秀理は若くして優秀ながら、やはりプランニングとマネージメントで有名な父に押さえつけられゲイであることも打ち明けられずにいて、理想の恋人に出会えないことにも寂しさを感じている。
そんな秀理にとって、知り合った旭は理想のタイプ。
しかし、旭は本当の正体を隠しており、もちろん秀理はそんなことは知らず・・・とくれば、この辺が山場かと思いましたら、意外やそうではありませんでした(笑)。
山場という山場はなく、仕事のできる男たちは自分を招聘したセクハラパワハラ社長にも、身分を隠すという『嘘』にも、テキパキと対応するのですな。グジグジ悩んだり言ったりしない、実にすっきりさっぱりした人たちでした。爽やかで気持ちいい(笑)。
有能な男は愛する男を手に入れるためにちょっとした手も使ってしまうのですが、使われた方もさらっとかわしますね。愛し合いながらも緊張感ある相手というのが、いかにもキれる男たちという感じです。
お互い学びあい、時には協力しながら、ある時はライバルとして切磋琢磨していく、面白そうなカップルですね。
プライベートでは旭が秀理の尻に敷かれそうですが。
そうハラハラすることもなく、難しい話でもなくいい具合で、ちょっと個人的に疲れてた時に読みましたけど、読みやすかったし良かったです。
デパート食品部門部長×店舗開業のプランナー
ダリア文庫で剛さんは『カフェシリーズ』をお書きになっていますが、そこから広がって(?)こちらは『フード』です。カフェシリーズ『茉莉花茶の魔法』の二人も登場。
八重洲に昨年開店したデパート『五井』で、フード部門部長として「デパ地下」の統括をしている旭。仕事第一で有能だけど、そのせいで娘をもうけながらバツイチとなっている。
駅周辺には老舗デパートの立ち並ぶ激戦区だが、そこへ、丸の内側に新しくフードばかりを集めたビルが建設されることになる。
五井にはもちろん大きなライバルとなるわけで、旭は情報を集めるが、そんな時、偶然フードビルのプランナーとして来日した野田秀理と出会う。
情報を聞き出そうと秀理に近づく旭。
秀理は若くして優秀ながら、やはりプランニングとマネージメントで有名な父に押さえつけられゲイであることも打ち明けられずにいて、理想の恋人に出会えないことにも寂しさを感じている。
そんな秀理にとって、知り合った旭は理想のタイプ。
しかし、旭は本当の正体を隠しており、もちろん秀理はそんなことは知らず・・・とくれば、この辺が山場かと思いましたら、意外やそうではありませんでした(笑)。
山場という山場はなく、仕事のできる男たちは自分を招聘したセクハラパワハラ社長にも、身分を隠すという『嘘』にも、テキパキと対応するのですな。グジグジ悩んだり言ったりしない、実にすっきりさっぱりした人たちでした。爽やかで気持ちいい(笑)。
有能な男は愛する男を手に入れるためにちょっとした手も使ってしまうのですが、使われた方もさらっとかわしますね。愛し合いながらも緊張感ある相手というのが、いかにもキれる男たちという感じです。
お互い学びあい、時には協力しながら、ある時はライバルとして切磋琢磨していく、面白そうなカップルですね。
プライベートでは旭が秀理の尻に敷かれそうですが。
そうハラハラすることもなく、難しい話でもなくいい具合で、ちょっと個人的に疲れてた時に読みましたけど、読みやすかったし良かったです。
この記事へのコメント
こんにちは、mimuさん。
受けが外人ということで、言いたいことはハッキリ言うし、行動もテキパキしてましたね。
グルグル受け君はイラッとするのですが、こういう受け君はスッキリします。セクハラ社長にも毅然とした態度を取るとこが、カッコよかったです。
仕事はできるけど、人間的にちょっと欠けたとこがある男同士のラブバトル。
ハードとソフトの真ん中のミドルテイストで、なかなか読みやすかったですね。
攻めが偽って始めた関係だけに、どうなるのかとハラハラしましたが、受け君が一枚上手で、そこら辺のひねりは面白かったです。
TB、よろしくお願いしますvv
受けが外人ということで、言いたいことはハッキリ言うし、行動もテキパキしてましたね。
グルグル受け君はイラッとするのですが、こういう受け君はスッキリします。セクハラ社長にも毅然とした態度を取るとこが、カッコよかったです。
仕事はできるけど、人間的にちょっと欠けたとこがある男同士のラブバトル。
ハードとソフトの真ん中のミドルテイストで、なかなか読みやすかったですね。
攻めが偽って始めた関係だけに、どうなるのかとハラハラしましたが、受け君が一枚上手で、そこら辺のひねりは面白かったです。
TB、よろしくお願いしますvv
こんにちは、桃さん。
私もこういう受は好きです。
セクハラパワハラおやじが出てくると、ヤられそうになって危機一髪という受が多い中、秀理ははっきりしてましたよねー。
「ピンチにならない」という展開的にはあっさりですけどカッコよかったな。
そうそう、正体がバレても修羅場らないのもそうですけど、ありそうな設定をありそうでないところに落としてましたね。
そういう点では淡々としていたけど、私は好きでした。
TBありがとうございます~!
私もこういう受は好きです。
セクハラパワハラおやじが出てくると、ヤられそうになって危機一髪という受が多い中、秀理ははっきりしてましたよねー。
「ピンチにならない」という展開的にはあっさりですけどカッコよかったな。
そうそう、正体がバレても修羅場らないのもそうですけど、ありそうな設定をありそうでないところに落としてましたね。
そういう点では淡々としていたけど、私は好きでした。
TBありがとうございます~!
2008/07/10(木) 13:58 | URL | mimu #-[ 編集]
この記事のトラックバックURL
http://0hz.blog112.fc2.com/tb.php/933-6c5c4183
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック
2008年6月発売文庫フードの情熱【エンタメ0620_2】剛しいら/著 フロンティアワークスデパ地下っていいですよね。食のアミューズメントパークです。絶対家で作れないような凝ったデリカとか美しいデザート。舌を噛みそうな名前のメニュー。高級で非日常的な雰囲気も夢があ.
2008/07/09(水) 12:40:08 | 桃の楽園