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BL読書感想日記※※※ 詳しくはカテゴリーの「このブログについて」をご覧下さい。

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457608089XFirst Love
神江真凪 / 祭河ななを
二見書房
シャレード文庫 2008-06-23

by G-Tools

初めて好きになった相手・瀬良に求められるまますべてを捧げた満ち足りた日々。それは聡史の心に消えぬ傷を残し突然幕を閉じた。
六年後――高校で教師を務める聡史はモデルとなった瀬良と再会する。
過去のことなどなかったように、もう1度つきあおうと告白してくる瀬良に怒りを覚えながらも、会えば封じ込めていた想いが疼きだす…。
同じ過ちを犯すわけにはいかない。そう心に刻んで聡史は瀬良を遠ざけることを決めるのだが…。
瀬良直幸(せらなおゆき)×貝塚聡史(かいづかさとし)
モデル×高校教師 24~5歳くらい?
元高校同級生、元恋人、再会もの。
「First Love」
「Last Love」の二編。

地元を離れ高校教師となった聡史は、文化祭に現われた高校の同級生で元恋人でもあった瀬良と再会。
現在から過去の出来事を振り返り、高校時代、聡史と瀬良がどうやって関係を築いていったか、どう惹かれていったか、そして瀬良の裏切りで突然別れを迎えることになる経緯が語られます。
その「裏切り」というのが瀬良の浮気。
あとからそれが誤解だったとわかるのかな~と思ったら、理由はどうあれ“浮気”。
これってちょっとBLでは珍しいなと思った。

それはともかく、人付き合いには興味もないし当然上手くもない生真面目な聡史は、自分とは正反対の瀬良と知り合い恋をするが、ある晩瀬良が女の子とキスする場面を目撃してしまう。
その裏切りに聡史は翌日別れを告げ、瀬良はそれをあっさり受け入れ、二人はその後ほとんど会話もないまま高校を卒業し会うこともなくなります。
心の奥底には、瀬良の裏切りへの怒りと行き場のなくなった恋心を隠したまま。

そんなところへ瀬良が現れ、再び「俺たちつきあおうよ」と告げてくるわけですが、聡史が頷けるはずもありません。
6年間のブランクを経て、二人が再びつきあうようになるまでが「First Love」。
「Last Love」は、その後の二人を今度は瀬良の視点から。
瀬良が当時聡史をどう想っていたか、“浮気”にいたる瀬良の気持ちも書かれています。

その理由は大変子供っぽいわがままな理由ですけど、「First Love」というのは聡史と瀬良二人にとっての初めての恋で、一度は手にしていたのに壊してしまったその恋を、もう1度見つめてまた失敗しそうになりながら本当の信頼を得ていく(「Last Love」)お話という感じで、なかなか良かったです。
瀬良は読んでると結構勝手だなと思うところもあるんですけど、そういう子供っぽさとか余裕のなさに気づいて反省していくので、「成長してる男の子」という感じがして悪い印象はありません。
聡史は可愛いですね~(笑)。
生真面目過ぎて、ぶっきら棒なのに発言が天然で、「これ」という時にはとても素直なところが可愛らしかった。
融通が利かなそうだし、冗談も通じなさそうだけど、こういう人のストレートな愛情表現って、胸にズキンときそうですよね。
遠回りしたけど、ちゃんとお互いや本当の想いを見詰め合えるようになり、失くした時間も無駄ではなかったと思える。
地味目ですけど、良いお話でした。
コメント
この記事へのコメント
こんばんは~みむさん!

あらら・・!
また、私の好みのお話かしらん?!
この作家さんは読んだ事がないかな?でも、元高校生の恋人同士の再会ものは好物ですね!
なんだか胸キュンしそうな気がいたします。(笑)
2008/07/15(火) 04:26 | URL | 水月 #/fVvPWuA[ 編集]
>水月さん
こんにちは、水月さん。

確かに水月さんも好きそうな感じかも(笑)。
最近益々普通の人たちのお話が好みになって、そういう嗜好にも合うお話でした。

神江さんはもしかするとまだあんまり本は出してないかもしれません。
私もシャレードの二冊を読んだだけだけど…他にあるのかなぁ?
もし気になりましたら、次回仰って下さいネv
2008/07/15(火) 11:21 | URL | mimu #-[ 編集]
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