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4403521959不実な男
久我有加 / 富士山ひょうた
新書館
ディアプラス文庫 2008-08-09

by G-Tools

お化け屋敷でデート中、彼女に気がないことを言い当てられ、ふられた挙句突き飛ばされケガをした伸彦。居合わせたお化け役の男・禄朗に手当てをしてもらうが、そこで少し話をしただけの彼に後日突然告白される。
人を好きになれない自覚のある伸彦は、誰ともつきあう気はない。だがすぐに人を好きになる禄朗に興味を覚え、友人としてならいいと答えてしまい!?

富田禄朗(とみたろくろう・25歳)×柾木伸彦(26歳)
劇団部員×市役所観光課勤務

「不実な男」(雑誌掲載)
「厄介な男」(雑誌掲載)
「悪趣味な男」(書き下ろし)

表題作だけ雑誌で読んでました。
次も買ってるはずだけどなんで読んでないんだろう?
買ったままほってあるに決まってる(いつものこと)。

26年間生きてきて、自分から人を好きになったことがない。
告白されてつきあったことは何度もあるし、相手に対してはいつも優しく誠実に接し、「恋人」としての気配りもしている。
そんな伸彦が、「そろそろいいか」とつきあっていた彼女にプロポーズをしようとするが、デートでお化け屋敷に入った途端、「私のこと好きちゃうやろ!」とブチ切れられて突き飛ばされフラれてしまう。
転んだ伸彦を助けたのが、お化け役の劇団員・禄朗でした。

相手から言われてつきあったとは言え、伸彦は相手に興味がないわけではないし、しらけているわけでもない。可愛いと思ったりいい子だと思ったりすることもある。浮気もしない。
しかし、自分からそうしたいと思っているからではなく「“恋人”とはそうするものだ」という考え方に基づいての気配りであったり優しさであったりするところが伸彦の場合問題なのですね。両親、兄弟それぞれが「大恋愛」の末に結ばれたという「恋愛体質」家族に囲まれて育った伸彦は、人を好きになるというのはそういうことだと思っている。
彼らと同じように「燃え上がれない」自分は、人を好きになれない「欠陥人間」だと思い込みます。

そんな伸彦が、会ったばかりの禄朗に好きだと言われ、戸惑いながらも友人としてつきあうことを承諾する。
頻繁に交流するうちに、やがて禄朗に惹かれていく伸彦。伸彦の心理は「恋」そのものなんだけど、「自分は人を好きになれない」と思いこんでいる伸彦は自分の気持ちに気づくことができません。
そのあたりのおバカさん加減が読みどころですかね(笑)。

そんな伸彦を暖かくながーーい目で見つめ包みこみ待ってくれるのが禄朗。
おっとり穏やかでほわ~んとしてますが、実はさりげなく計算もしてます。でもそれがイヤな感じではなく、余裕や包容力みたいなのを感じさせていいと思いましたね。

究極の自然体・禄朗の視線で見ると、「考えすぎ・伸彦」はとても可愛らしく見えてきます。
多少、「そんなに頑なに思い込まなくても」と思う部分もありましたが、グルグルしてる伸彦がカワイイ・・・という禄朗のちょっとSな視点に「なるほどね」と思えました(笑)。
おっとりな禄朗の方が、なにげなく勝ってるカップルだなぁ。
コメント
この記事へのコメント
こんばんは~みむさん!

はいはい、これも手元に届いておりますよ~!(もちろん読んではいませんが・・笑)
でも、少しずつ本も読める時間が出来てきたので・・頑張って読もうと思ってます~。
ああ・・でも読み終わった本の感想を書く時間がないかな?
まあ、マイペースで頑張ります!
2008/09/04(木) 02:22 | URL | 水月 #/fVvPWuA[ 編集]
>水月さん
こんにちは、水月さん!

時間的に少し余裕がでてきましたか?
本はちょっとずつでも読めるけど、感想書くのはまとまった時間と気力が必要ですよね。
私もちょっと最近難儀してるかなぁー(笑)
買ってはいるんですけど、感想書く頃にはもうかなり遅れてますもんね。
まあ、私もボチボチやります・・・(笑)
2008/09/04(木) 08:09 | URL | mimu #-[ 編集]
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