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4862961061相続人と蜜月
いおかいつき / 山田ユギ
ワンツーマガジン社
アルルノベルス 2008-08

by G-Tools

何でも屋の朝陽の元に高額依頼が舞い込んだ。隠れた財産を探し出すために豪邸に住み込むことになった朝陽は、捜索初日の夜、屋敷に侵入した見知らぬ男に無理矢理犯されてしまう。
強気な性格が裏目に出て苛まれ続けた翌朝、朝陽を待っていたのは凄惨な事件と、その被疑者という現実。その上、屋敷の相続人・安藤として姿を現したのは、昨晩朝陽に辛いほどの快感を与え蹂躙した男で――!?
欲望、疑惑、恋情――鮮やかな思惑が織り成し絡み合う先は…。
安藤亮司(あんどうりょうじ・27歳)×小椋朝陽(おぐらあさひ・29歳)
相続人×何でも屋社員

ミステリー仕立てのお話でした。
何でも屋社員の朝陽は、ある豪邸から隠された遺産を探す依頼を受け、社長の大伴(おおとも)、同僚の本村(もとむら)とともに、二週間の期限付きで豪邸に住み込み捜索をすることになる。
ところが屋敷に入った夜、朝陽は侵入してきた見知らぬ男にいきなりレイプされてしまいます。
男は朝陽が気を失っている間に姿を消しますが、翌朝起きてみると、本村に割り当てた部屋に本村の死体が。
警察に、他人の家にいた事情を聞かれた大伴と朝陽は仕事の依頼について説明しますが、現われた、依頼人で屋敷の持ち主の安藤は、仕事を依頼してきた人物とは別人で、しかも昨夜朝陽をレイプしたその男でした。

本物の安藤から改めて依頼を受け、朝陽たちは引き続き屋敷を捜索するとともに、事件にも巻き込まれて・・・・というお話。宝探しと殺人事件が興味をそそります。
最近「気の強い受」がお気に入りらしいいおかさん。
朝陽も気の強い頑固なタイプでした。
でも攻受を争う話ではなく、それは最初から決定してますね。

登場人物が少ないですので、犯人はわりと簡単に判明します。
裏にはいろいろ陰謀が入り組んでいたようですが、そこから本格的に広がっていくほどマジではなく、軽いミステリー仕立てというところですね。入り組んでるわりには謎解きはちょっとイマイチな感じ。
いきなり強姦という始まりですが、一緒に捜索するようになってからは比較的常識的な二人の関係(笑)。
最初は反発しつつも、事件の只中で安藤の態度に安心感を覚えていくなど、惹かれていく過程も書かれていますので「ヤられちゃって堕ちちゃった」じゃないところは良いと思います。
難しくなく気軽に読めるお話という感じでした。
コメント
この記事へのコメント
こんにちは、mimuさん。

このお話、読んだんですが、どう感想を書いたらいいか悩んでスルーしてしまいました。

なんか、攻めが強姦する理由がよく分からなかったんですよ。男同士の葛藤とかタブー感をあっさりスルーしてるし。

謎解きにしては、「この人が犯人?」というのが、やっぱり犯人だったり。その動機もちょっとね・・・。

お話の閉め方も、ちょっとありえない~と思ってしまいました。

要は、私としてはどう突っ込んだらいいか分からないお話しでした。

今、もう1冊の文庫本を読んでます。そちらは、面白いです。読んだら、コメントとTBに伺いますねV
2008/09/29(月) 14:03 | URL | 桃 #-[ 編集]
>桃さん
こんにちは、桃さん。

キビシイ~ご意見ですね(笑)
確かに自分の家に見知らぬ男が寝てたからって普通はいきなり強姦はしませんわな。
寝顔が好みだったとか?(笑)
安藤がゲイだったのかどうか、サラッと読み飛ばしてしまったので覚えていないんですが・・・。

『犯人』はわかりやすかったですけど、朝陽が彼にずいぶん情を感じてたわりには、そのことについてショックが少なすぎるなぁと思いました。
「娯楽作品」としてはこんなものかもしれませんね~。
2008/09/30(火) 08:18 | URL | mimu #-[ 編集]
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