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密室遊戯
神奈木 智著 / 羽根田実イラスト
徳間書店
キャラ文庫(2007.2)


「拘束期間は二週間、あんたは今日から人質だ」
──深夜の帰宅途中に誘拐され、拉致監禁されてしまった諒。犯人は、会社専務の義兄に恨みを持つ、年下の男・琥音。諒は、交渉の材料に琥音に無理やり抱かれてしまう!!けれども、見張られながら24時間一緒に過ごし琥音の素顔を知るうちに、次第に快感を引きずり出されて……!? 
極限状態の密室で、命を賭けた恋の駆け引きが始まる──!!
佐倉琥音(さくらくおん・22歳)×早乙女諒(さおとめりょう・26歳)

『TTC(タカドウセキュリティサービス)』の次期社長候補で専務の高堂佳孝(たかどうよしたか)の義弟で秘書の諒は、帰宅したマンションのエントランスで誘拐されます。
犯人は、佐倉琥音、宮沢杏也(みやざわきょうや・22歳)の二人。
諒は杏也の顔に見覚えがありました。
以前TTCに琥音の作ったセキリュティソフトの売り込みにやってきた杏也を最初に対応したのが諒だったのです。そして杏也が持ち込んだ琥音のソフトは、正等に扱われることなく、佳孝の指示で盗用され、佳孝開発のソフトとして発表されて莫大な利益を生んでいたのです。

そして佐倉琥音は、なんと佳孝の妻の弟でした。琥音の姉は佳孝と政略結婚させられたのですが、佳孝はあちこちに女を作り、妻をないがしろにしていて、琥音の姉は辛い境遇を強いられていました。
そして、諒と佳孝の間に、義兄と義弟、専務と秘書という関係以外、身体の関係があることも彼らに知られていて、佳孝だけでなく諒も、その復讐の対象となっていたのです。

彼らの要求は、佳孝が臨時株主総会で、琥音の作ったセキリュティソフト『Megu』が盗用であることを発表し謝罪しろというものでした。
そのための人質にされた諒は、株主総会までの二週間、監禁されることになります。

そして諒と、琥音、杏也の間で腹の探り合いや駆け引きが始まります。そのうちに恋の駆け引きまで。雰囲気的には三角関係のような様相もあります。
ソフトを盗まれたり姉を虐げられたりと、杏也よりも琥音の方がより強く佳孝と諒に恨みを持っています。だから諒にもきつく当る。杏也はずっとソフトで、優しく、そんな二人が諒を挟んで・・・まあ勝負は見えてるというか勝負にもならない程度なんですけど。

マンションの一室に監禁されているので、話はほとんど動かずに展開します。
そして話が大きく動くまでが長いんですよね。行動に動きがない変わりに、内面は動いているんですが、彼らの思考がとても複雑でわかりにくくて、なんか途中で飽きてしまって…(笑)
諒と琥音の駆け引きもあんまり心そそられるようなものではなく、思惑と仕掛けと嘘と駆け引きと…もう、なんだか疲労感が募りました。

佳孝が追いつめられる場面はまあ面白かったですけどね。
でももうちょっとスッキリさせられたんじゃないかとも思いました。エピソードをたくさん詰め込んだそうですが、良し悪しかな、と。

諒の義兄・佳孝は、とことん不様な人として書かれていましたが、イラストがカッコ良すぎ。勘当されて無一文で追い出された佳孝のその後の方が興味あるんですけど…(笑)

スパイ顔負けの活躍ぶりな琥音と杏也に、諒が加わって、3人で仕事をすることになりそうな雰囲気ですが、「シリーズ化するのかな。次はどんな事件を解決するのかな」と一瞬思って、すぐ気づきました。この人たち、ただのプログラマーと秘書でした。そうは見えませんでしたが。
琥音と杏也が22歳というのも凄い違和感。
もうちょっと年齢設定上じゃないのかなぁ。
この神奈木さんは、私にはちょっと微妙でした。
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