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4199005021ミステリ作家の献身
佐々木禎子/高久尚子
徳間書店
キャラ文庫 2008-11-22

by G-Tools

念願叶って玩具博物館の学芸員になった悠太に、人気覆面作家から取材の依頼!ところが現れたのは、なんと9年前に別れた元恋人の竟だった!
「お互い割り切れるならセフレにならない?」
竟に誘われ、自ら別れを告げたくせに未練を残す悠太は、心とは裏腹に承諾してしまう。
けれど甘い睦言を囁かれ、自宅に招かれる悠太はセフレというより恋人のよう…。
竟の優しさに混乱する悠太だが?!
星川竟(ほしかわきわむ)×金子悠太(かねこゆうた)
ミステリ作家×玩具博物館学芸員
27歳、元同級生、再会もの。

「9年目のキス」(雑誌掲載)
「ミステリ作家の献身」(書き下ろし)

「セフレ」というのは言葉のあやで本気なのはダダ漏れなので、じれったい恋のお話という感じですね。

正直に言えば悠太の思考回路が私には理解不能でした。
「相手のことが好きになりすぎて、怖い」とか「自分よりもっと相応しい相手がいるんじゃないか」とか、ひとつひとつの気持ちや不安はわかるんだけど、どうしてそれがひっくるめると「別れ」に着地しちゃうんだろう。
しかも自分の中だけで。

こりゃ竟も振り回されますよね。
ぐるぐるしてる様子や天邪鬼さが可愛い…と思うところは確かにある。
でも、変わった好みだよなぁというのが正直なところかも。
私なんかは、真面目に相手をしていたらとっても疲れてきそうな気がする。

好き過ぎるから、たくさん不安になる。
いつも相手の気持ちが気になるし、恋がずっと続いていけるのか、別れがあるとしたらその時自分はどうなってしまうのか。
相手をたいして好きじゃなかったら、そんなことどうでもいい。
そして楽な恋がしたかったら…本気の人とはつきあえなくなっちゃう。

男同士でなければこんなに悩まないのかなー。
でも男女だって不安はあるよね。

不安や心配の先取りしちゃうのって、凄い損な性格だと思う。
自分がそうだから(笑)、その辺はわかる。
だけど着地点が悠太とは違うんだな。

今後はもっと竟を信じてあげて欲しいかな。
でないと、竟がかわいそうで~す。

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